六限の図書館
Vol.1 映像で伝える仕事 ― 高平大輔氏(ディレクター)をむかえて
誰でも、自分の思いが伝わらずくやしい思いをしたことはあるでしょう。伝えること—どんな研究分野でも、あるいは、友人や家族や見知らぬ他人との間でも、このことを避けて通ることはできません。言葉、身振り、それとも、肌触り…「伝える」にはどんな方法がありえるのでしょうか?
「六限の図書館」の記念すべき第1回目は、2014年の図書館の特集テーマ「ツタエル」をもとに、毎年後期に開講される授業「映像デザイン」のプレ企画を兼ね、映像によって伝える/伝わるとは何かについて、仙台を拠点に映像を通じた広告やコミュニケーションの仕事に携わる高平大輔氏を招いて、作品の上映とディスカッションをおこないました。
紹介した主な作品:
[1]tomorrow at daybreak (2011年)
[2]SEE THE LIGHT (2013年)
[3]ドキュメンタリー/ジョルジュ・ルース・アートプロジェクト(2013年)
[4]映像詩「蕪栗沼ふゆみずたんぼ 秋冬篇」 (2012年)
《ゲスト・プロフィール》 高平 大輔(たかひら・だいすけ)
映像ディレクター。福島県南相馬市出身、仙台市在住。WOW(仙台)を経てdmpへ。現在は東北を中心にCMの演出や地域のPR活動に参加中。代表作は、環境goo大賞「仙台市ごみ減量大作戦 ワケルくん」、宮城・仙台の手仕事を紹介するサイト「手とてとテ」、渡り鳥と里山の四季を撮影した「蕪栗沼ふゆみずたんぼプロジェクト」など。震災以降は、被災地の夜明けを記録する「Tomorrow at Daybreak」の制作や故郷・南相馬市の映画館「朝日座」を応援中。
http://daisuketakahira.tumblr.com
※プロフィールはイベント開催時(2014年7月)当時のものです。
ゲストが選定・六限のブックトラック
イベントレポート
イベントの様子を記録したDVDを図書館でご覧いただけます。
これまでの六限の図書館
- Vol.25 MYU Cinema Day
- Vol.24 アニオタ目線の建築入門——千葉光さん(一級建築士/NoMaDoS)に聞く
- Vol.23 ワインは知識もおいしいの?—『ワインの教科書』金内誠教授に聞く—
- Vol.22 上映と対話『言語の向こうにあるもの』
- Vol.21 考えて書く、書いて考える—レポート執筆の基本と実践—
- Vol.20 シラバスに載っていない参考図書 2020年版
- Vol.19 MYU Cinema Days
- Vol.18 障害を,世界を新しく捉え直す視点として考える
- Vol.17 シラバスに載っていない参考図書
- Vol.16 つぶさに見つめる―写真家・大西暢夫の仕事 『ぶたにく―食べることは生きること』
- Vol.15 つぶさに見つめる―写真家・大西暢夫の仕事『ひとりひとりの人―精神科病棟17年の記録』
- Vol.14 《未来》を掘りおこせ—若林恵氏(『WIRED』元編集長/ライター)をむかえて
- Vol.13 上映会と対話 『Graphic Means: A History of Graphic Design Production』
- Vol.12 書体をつくるということ ―鳥海修氏(書体設計士)をむかえて
- Vol.11 本から人を知る ― 新任教員が選ぶ“六限のブックトラック”
- Vol.10 いかに私たちはコミュニケーションをやりとげるのか? ― 人間行動学者・細馬宏通氏をむかえて
- Vol.9 上映会と対話 『パンク・シンドローム』
- Vol.8 上映会と対話 『食の選択』
- Vol.7 ワークショップ 『Super Collectable Notes 製本部のノート屋さん』
- Vol.6 上映会と対話「ある精肉店のはなし」
- Vol.5 上映会と対話「ある精肉店のはなし」
- Vol.4 食品表示について学ぼう ― 猪股照美氏をむかえて
- Vol.3 「ケアをひらく」をひもとく ― 白石正明氏(編集者)をむかえて
- Vol.2 世界のクリエイターとともにつくる ― 室市栄二氏(デザイン・ディレクター)をむかえて
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