六限のブックトラック

高平大輔氏(映像ディレクター/六限の図書館Vol.1ゲスト)の選ぶ「学生時代(20歳頃)の自分に薦める本・映画・音楽10冊」

  • 和合亮一「詩の礫」

    高校の担任、モノづくりへの情熱や姿勢を教えてくれた恩師。
    当時も今も変わらず故郷で作り続けている人です。

    大和所蔵

  • 映像

    NIRVANA「Live Tonight Sold Out」

    91年、子供の頃から今でも大好きなバンド。
    10代の頃、音楽を純粋な気持で興奮できるって本当に素晴らしい事だったと思います。

  • 映画

    デヴィッド・リンチ「TWIN PEAKS」

    92年、子供の頃にVHSレンタルをベータにダビングして貪るように見ていた。
    とにかくシュールもコメディもラブもオシャレもグルメも…いろんな魅力が絶妙に混じった素晴らしい娯楽作です。

  • TOMATO「Process: A Tomato Project」

    高校時代にMacを買うキッカケになったデザイン集団、97年の日本初の作品展で購入した作品集。
    不鮮明なタイポグラフィ、「なんだかわからないけど、かっこいい」エネルギーがとにかく新鮮だったし、権威を馬鹿にしている様で刺激的な存在だった。

    大和所蔵

  • 映画

    ウォン・カーウァイ「ブエノスアイレス」

    97年の作品。この監督の一番好きな作品。
    音楽の使い方など、いろいろ影響を受けたと思います。

  • 漫画

    手塚治虫「火の鳥」

    新人の頃に上司に進められて読んだ漫画本。
    「Powers of Ten」の様な気持ちにさせてくれる世界観に引き込まれます。

  • オリビエロ・トスカーニ「広告は私たちに微笑みかける死体」

    97年に出版された本。当時、世界に衝撃を与えたベネトンの広告を作ったクリエイターの書籍。
    怒りとユーモアの両方を表現できるクリエイター、今でも新作が見たい。

    大和所蔵

  • 暮らしの手帖社・花森安治「花森安治のデザイン」

    20代前半の頃に「一銭五厘の旗」をキッカケに花森安治を知ったのですが
    暮らしを大切にすることが反戦になると訴え続けてきた姿勢にとても共感していました。
    原発事故以降、再びこの人の言葉が響いています。

    大和所蔵

  • WOW「wow10/wow ten」

    仙台からスタートしたデザインスタジオWOWの10周年の本、20代前半の頃に立ち上げに参加した仕事場であり、学びの場所でした。

  • 映画

    アントニオ猪木vsモハメドアリ「四角いジャングル」

    「世界で一番強い男はだれだ?」という純粋なエネルギー
    当時の猪木の姿勢は、世界最高の表現者だと本気で思っています。
    現在も意味不明すぎて衝撃的です。