六限の図書館

Vol.25 MYU Cinema Day開催予告

ドキュメンタリー映画の巨匠、フレデリック・ワイズマン監督。新作『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』の日本公開(宮城県内では9月20日よりフォーラム仙台にて上映)、また、11月のアメリカ大統領選挙など、民主主義の意味を問い直さざるを得ない今、初監督作品と近年の代表作を上映します。

開催日

10月11日(金)14:30/18:30(20:00終了予定)

会場

宮城大学 大和キャンパス本部棟2階 メディアシアター
(宮城県黒川郡大和町学苑1-1)

入場無料(一般の方もご覧いただけます)

上映作品:14:30~ 『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』

原題:Ex Libris: The New York Public Library/2017年/205分(途中休憩あり)/英語(日本語字幕つき)/提供:ムヴィオラ

世界で最も有名な図書館のひとつ、ニューヨーク公共図書館。デジタル時代に本だけではなく多様なサービスや機会を提供する場所に集う人々や裏方の様子をカメラは追う。ワイズマンはこの図書館を「政治情勢がどうであれ、この図書館は今なお、社会的包摂、民主主義、表現の自由のひとつの理想形であり続けている」と語る。

上映作品:18:30~ 『チチカット・フォーリーズ』

原題:Titicut Follies/1967年/84分/英語(日本語字幕つき)/提供:コミュニティシネマセンター

ワイズマンの初監督作で、精神異常犯罪者のための州立刑務所マサチューセッツ矯正院の日常を克明に描いた映画。収容者が、看守やソーシャル・ワーカー、心理学者たちにどのように取り扱われているかをさまざまな側面から記録している。合衆国裁判所で一般上映が禁止された唯一の作品で、1991年にようやく上映が許可された。

監督紹介: フレデリック・ワイズマン(Frederick Wiseman)

1930年生まれ。イェール大学大学院卒業後、弁護士としてそのキャリアを始める。1967年、初監督作『チチカット・フォーリーズ』を発表、公開禁止処分となるが、その後もアメリカの組織や施設、地域などを見つめるドキュメンタリー映画を次々と発表、半世紀以上に渡るその視座は、アメリカに留まらず現代の社会を見通すものである。

関連企画

この企画のほかにも、10月には宮城県内でフレデリック・ワイズマン監督の作品を見る機会があります。
詳しくは、本企画の「お知らせ」をご覧ください。http://library.myu.ac.jp/information/3509

主催:宮城大学 学術情報センター
問い合わせ:宮城大学 学術情報センター(大和キャンパス内/電話:022-377-8313)

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