六限のブックトラック
石原美和教授(看護学群教員/六限の図書館Vol.11ゲスト)の選ぶ“六限のブックトラック”
六限の図書館Vol.11では,新任教員11名にアンケートを行い,次の5つのテーマで本を選定していただきました。コメントつきです。
Q1. 最近ハマった本
最近読んだ本(自分の専門分野でもそうでなくても構いません)のうち、誰かとこの本について話したいというものを1冊教えてください。また、その本に関わるエピソード(本の内容でも感想でもなんでも構いません)を教えてください。
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本
新谷学「週刊文春 編集長の仕事術」
話題の文春ですが、軽い本でなんですが、仕事の姿勢が最も自分に近い考え方だと思った。
Q2. 私のバイブル
今までの読書経験のなかで一番印象に残っている本を1冊教えてください。また、その本に関わるエピソード(本の内容でも感想でもなんでも構いません)を教えてください。
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本
西郷隆盛「南洲翁遺訓」
厚生労働省新型インフルエンザ対策本部で仕事をしたときに、当時の事務次官 江利川毅氏からもらった本。役人の襟を正した仕事への姿勢等が書かれ、清貧を美学にしてつらい仕事をやってました。
2011年 厚生労働省新型インフルエンザ対策本部で仕事をしたときに、当時の事務次官 江利川毅氏からもらった本。役人の襟を正した仕事への姿勢等が書かれ、清貧を美学にしてつらい仕事をやってました。
Q3. 私の専門分野の入門書
自分の専門分野を専攻するうえで、ぜひとも読んでおいてほしい本を1冊教えてください。また、その理由を教えてください。
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本
中村秀一「社会保障制度改革が目指しているもの」
帯は先日亡くなった与謝野馨氏。著者は、私が最も長く仕えた上司で、最も、説明が上手な役人だと思っていたので。
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本
中西睦子「異端の看護教育」
看護関係の本も。一昨年亡くなった看護管理の中西睦子先生で、大学時代に成人看護学概論や看護哲学で教鞭をとられ、卒論で指導いただいた。「生意気なナースになりなさい」とは口癖で、特に、医師との関係における看護の専門性や専門職としてのオートノミー、看護に関する制度について、常に問題意識をお持ちであった。看護の臨床や教育に対して、常にクリティカルに語られ(毒舌)、看護関係の本では珍しい。ご自身は教育者として学生へは惜しみない愛情をもって接してくれた。亡くなる前に、教員と学生の関係でない立場で、制度や行政について放談したかった。
Q4. 私の著書(単著・共著・編著書含む)
ご著書がありましたら、PRも含めてお教えください。
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本
石原美和編著「エイズ・クオリティケアガイド」
エイズが未知の病気だったときから、慢性感染症のカテゴリーに着地するまでの時代に、感染の告知や抗HIV薬療法、アドヒアランス、薬物中毒、男性同性間感染、経済的困窮、在宅療養支援まで体系的にHIV/AIDS患者のケアについてまとめた。
Q5. この図書館で見つけたオススメ(本・DVD・CD)
着任間もなく恐縮ですが、本学図書館所蔵の資料でオススメのものを教えてください(よろしければ、オススメの資料を探しに来ていただければ幸いです。)
図書館の柱の絵を眺めるのが楽しいです。まだまだ、活用していませんが、図書館は行くのが楽しくなるのがよいですね。